多肉植物の育て方・ポイント

多肉植物の育て方

アンティーク雑貨とも相性のいい多肉植物。
     雑貨と一緒に飾ってみませんか・・・。
★多肉植物とは・・・?
 多肉植物とは、肉厚な茎や葉に水を貯めることのできる植物です。多くの多肉植物は、表面がクチクラ層で覆われていて、水の蒸発を防いでいます。
そのため、砂漠や海岸のような乾燥地帯に生育するものが多く見うけられます。
 ちなみに、クチクラ層とは、人間のお肌で言うところの「キューティクル」にあたります。
人間も植物も、キューティクルによって乾燥から守られているんですね・・・。

植物寄せ植え

★多肉植物の育て方
 最近、園芸ショップなどでもよく見かけるようになった多肉植物ですが、育て方のちょっとしたポイントを、ご紹介しておきます。
 <水やりのタイミング>
多肉植物は、茎や葉に水分をため込んでおく事の出来る植物です。
その為、あまり頻繁に水を与える必要はありません。湿度が高い状況は苦手ですので、乾燥気味の方が良いでしょう。
カラカラに乾いてから、たっぷりとあげる方が良いようです。
日本は砂漠や乾燥地帯とは違い、地域によっても違いはあるものの比較的、高温多湿です。その為、梅雨時から夏場にかけてサボテンなどの多肉植物にとっては、辛い季節です。季節や置く場所によっても、水をあげるタイミングはまちまちですが、目安として、植物の葉が少しシワシワ・・・とした感じになってきたらあげ時です。
 葉にツヤがあり、膨らんだ風船のようにパンパンに張っていたら、しばらくの間は水は与えない方がよいでしょう。

<春 4月・5月>
寒い冬が終わり、植物が成長し始める時期です。
水やりは、状況を見たうえで、週1回ぐらいの頻度でたっぷりとあげてください。

<梅雨~夏 6月~8月頃>
この時期は、気温も湿度も高いので、月に1度ぐらいの水やりで大丈夫です。
また、湿度が高いと蒸れやすくなりますので、風通しの良いところに置くようにしてください。

<秋 9月・10月>
あまり知られていないかもしれませんが、多肉植物も秋になると紅葉します。
日当たりの良い場所で育てると、キレイに紅葉します。
葉の状態を見て、1週間から10日に一度ぐらいのペースで、水をあげてください。

<冬 12月~3月頃>
霜にあたると枯れてしまいますので、霜にあたらない明るい所で育ててください。
葉の状態を見て、1週間から10日に一度ぐらいのペースで、水をあげてください。
乾燥していると、ついつい多めに水をあげたくなりますが、やりすぎに注意です!

多肉植物

<その他のポイント>
 ★多肉植物は高温多湿が苦手です。その為、夏場の締め切った部屋の中では、蒸れてしまい、葉がパラパラと落ちて枯れてしまいますので、風通しの良い所で育ててください。そうすると、鉢の中も風によって乾燥ぎみに保てます。

★多肉植物は日当たりが悪いと、間延びします。葉と葉の間の、茎の部分だけが伸びてしまう現象です。室内で育てていると、どうしても間延びしやすいので、なるべく窓際の明るい所で育てるようにしてください。また、時々外に出してあげてください。

★窓際や外に出す場合は、葉が日焼けてしまいますので、直射日光の当たらない所に置くようにしてください。
また、植物も急激に置かれている場所の環境が変わると、変化に対応できないので、だんだんと慣らすようにしてください。

小さい多肉植物

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